東京・神奈川・埼玉・千葉エリアで口コミ・評判の良いマンション大規模修繕工事業者を比較ランキング形式でご紹介!

大規模修繕でおこなう「シーリング工事」って何?

公開日:2019/11/01  最終更新日:2019/10/16

塗装などは経年劣化が心配で、放っておくと雨水などが流入し、重要な部分が腐食する可能性もあるでしょう。今回は、特に経年劣化が心配なシーリング部分の工事について見ていくことにします。

大規模修繕においては、シーリング工事は一般的な存在ですので、ぜひチェックしてみてください。

シーリング工事の内容と施工の判断基準

シーリング工事はコンクリート同士のつなぎ目の他、タイルやサッシの隙間などに、伸縮性のある柔らかい素材を充填していく作業となります。建物外壁を観察してみると、多くのマンションで実施されているのが見て取れるでしょう。

このような隙間やつなぎ目を埋め合わせることで、いろいろな効果が期待できるのです。まず雨水などの異物の侵入や外気の流入を防ぐのは、最も大きな効果の一つと言えるでしょう。シリコンやウレタンと言ったソフトな素材で防水層を作ることで、雨漏りのリスクを低減していきます。

また、見た目の美しさについても寄与してくるのが、このシーリング工事のメリット。特に古くなったシーリング材は、キレイに再施工することで見た目が良くなります。なお、伸縮性のある素材ですから、地震の際に建物を守る効果も期待できます。

このシーリング材には、実は一定の寿命があり、施工したまま永年使い続けることはできません。したがって、素材が経年劣化してしまった場合には、雨漏りのリスクや美観を損なう可能性などがでてきます。

一般的には、5年から10年でシーリング材は劣化するとされています。素材の特質にもよりますが、外壁部分は直射日光による紫外線や風雨にさらされ続けるなど、過酷な状況にあるのです。そのためにシーリング材が傷んでくるのは、避けられない面があります。

 

それでは、どのような劣化が起こるのかについてチェックしていきましょう。

1つ目シーリングのひび割れで、これは見かけるケースが少なくありません。ウレタンやシリコンなどの充填剤が硬化してしまい、結果的にひび割れが生じることになります。

2つ目剥離でシリコンなどの素材がめくれ落ちてしまう現象です。二度目以降の施工で起こりやすいのが特徴で、下処理が不十分なときに好発します。

3つ目充填剤が目減りしていく現象で十分な量を確保できなくなる状態です。一般的にはシーリングが痩せてしまった状態と呼ばれ、もちろん、防水性能などは従来の基準を満たさなくなってきます。

シーリングに使われる素材のいろいろ

シーリング材にはいろいろな種類があり、それぞれに特性が異なっています。このために、充填剤を選ぶときには適材適所で考えていくことが極めて大切。施工する業者の考え方によって違いはでてくるのですが、ここでは一般的な材質と特徴についてチェックしていきます。

まずはシリコン系です。ガラス周りやキッチン、バスルームにて使用されることが一般的となります。リーズナブルな素材で密着性も良く、乾燥も短期間と良いところが多い素材です。ただし、シリコン系で施工してしまうと、再施工も同じ材質を使う必要性がでてきます。特殊な処理をすれば別ですが、ウレタン系に切り替えたいようなときには、難しくなってしまうのです。

なお、塗装も基本的にはできません。ポリウレタン系も良く使われる素材で、耐久性の高さが魅力となります。硬化した後はゴムのような弾力性があり、コンクリート壁の隙間の他、クラックなどの修理にも使われることが多いです。問題は紫外線に弱い点で、このために施工しっぱなしではなく、上から塗装処理をおこなうことが一般的です。

変性シリコン系は、上記2つの特徴を兼ね揃えたような素材となります。施工しっぱなしで使うこともできますし、塗装しても大丈夫です。耐久性に難がありますが、比較的使いやすい素材のため、いろいろな箇所に利用されています。少々高価にはなりますが、用途は幅広く、困ったときには役立つことが多いとされる素材です。

アクリル系の素材もありますが、大規模修繕では余りメジャーとは言えないでしょう。耐久性に難があります。湿った場所で使えたり、弾性があると言った特徴があるのですが、外壁工事では役立ちにくいと考えて良いでしょう。

最後にポリサルファイド系があります。これはガラスやタイルを対象にして使われることがしばしばあります。表面にゴミなどが付着しにくいのもメリットであり、メジャーとは言えませんが場所によっては有効性が高いようです。

基本的にはこれらの素材を充填剤として、シーリング工事をおこなっていきます。一種類だけで施工するのではなく、場合によっては複数組み合わせるなどの工夫がされるので、この判断が重要なポイント。

養生や下処理も含め、適正な工事を実施できる業者を選んだほうが、シーリングの性能を発揮しつつ、耐久力も高めることが可能です。

シーリング工事の流れと事前の計画

まずシーリング工事では下処理と養生が大切です。下処理では施工箇所を確認し、従前の充填剤をきっちりと剥がしていきます。増し打ちと呼ばれる手法では、既存の充填剤の上にシーリングを追加していくこともありますが、こちらは剥離が起きやすくなるので注意が必要です。

できれば従前のシーリングは除去したほうが、安心でしょう。充填剤の除去にはバスコークカッターなどが利用されています。養生はマスキングテープなどを使い、施工する箇所以外に充填剤や塗料が付着することを防ぎます。

この工程をいい加減におこなう業者では、仕上がりが悪くなるなどのリスクがあるため、気をつけたいものです。ここまで来るといよいよ充填剤の施工となります。前段階にはプライマーを噴射し、密着性を良くすることもあるようです。素材の充填には専門の器具を使い、キレイに施工していきます。

完成後には素材によって塗装することもあります。一連の作業が済んだら、施工箇所を確認して、工事は終了です。なお、業者によっては予後の保証制度やアフターサポートがついてくることがあります。

これらのサービスがあるほうが、信頼性が高いと考えることができますから、業者選びのときには参考にしてみてください。基本的には上記のような工程で作業が進んでいきますが、どこを施工するかなどは、事前計画で定めておきます。

シーリングの状態をしっかりと見極めつつ、予算や経年劣化の可能性も考えて、判断していくことにしましょう。例えば、一度目の大規模修繕ならば劣化の心配が少ない箇所については、施工しないと言う選択肢もあります。この辺りは個別の判断が大切になってくるので、信頼できる業者に相談しながら、決めていくことにしましょう。

費用については、新規の施工に比べて割高になるので、この点が気になる方もあるかも知れません。これは新規での施工に比べて、再施工では従前の充填剤除去などの余分な手間がかかることが理由となります。

 

シーリング工事のいろいろな面を紹介してきました。

具体的な施工の流れや注意点などを見てきましたが、参考になれば幸いです。充填剤を交換するだけの作業ですが、これをしっかりとおこなえるかどうかは、建物の寿命にも関わってくる重要な部分となります。

したがって、施工を考える際には工賃だけではなく、業者の信頼性を見極めることが重要です。手抜き工事をおこなう業者もしばしば見られますので、これには要注意。大規模修繕業者ランキングなどを参考にして、相見積もりをとって信頼性を見極めていくのがおすすめです。

サイト内検索